2013年2月16日土曜日

玉掛け作業資格!

玉掛け作業者の技能講習受講
小型移動式クレーンの技能講習の次は玉掛け作業者資格
             
 

今回取得する資格は「玉掛け作業者」 

「玉掛け作業」とは
  玉掛け用具を用いて荷をつり上げるための準備
  フックへ掛ける作業
  及びフックからの取外しの作業
の一連の作業をいう。

小型移動式クレーンの資格取得でも書きましたが
クレーンの操作ができても玉掛けの資格がないと
クレーンフックに荷物を吊るすことが出来ないのです。

玉掛け作業に必要な資格
 荷の重さ 1トン未満:特別教育で可
      1トン以上:玉掛け技能講習修了者(←今回の取得)
つまり今回の取得資格は吊る重さに制限が無く玉掛け作業が出来るものなのです。

玉掛けの言葉の由来はいろいろあるようで
  玉(宝物)を綱(ロープ)で吊し運んだ
  綱古代の勾玉(まがたま)の形がフックに似ている等々
いずれにしても綱で大切なものを移動させる事を指すようです。


技能講習の内容

学科

はじめの2日間は学科講習
 [学科の内容]
 クレーン等に関する知識
 クレーン等の玉掛けに必要な力学に関する知識
 玉掛け用具の種類と取り扱い
 玉掛け作業
 関係法令
学科の最後には学科試験

試験自体は講義を聴いていればさほど難しい感じの出題では無かった。
しかも移動式クレーンを受講しているので力学は免除となってました。

実施試験
太さがまちまちのワイヤーロープが貼られたサンプルを見て
径を判断し(9㎜のロープは何番という具合に)回答する。
また、出題された荷の重さを判断して3本吊りの場合どの太さのロープで安全に吊る事が出来るかを判断する等の試験もありましたが、初めてでは難しい。
目測でロープの太さを判るようになるには慣れが必要だと思う。

結果 学科試験 8人全員合格 だったけど


実技
実技も2日間
 [実技の内容]
 吊る荷の目測荷重
 重心位置の見極め
 吊りに荷ワイヤーロープの太さ、損傷等の確認
 荷にワイヤーロープを掛ける
 クレーンフックに荷を付ける
 クレーン運転者への合図で荷を少しだけ巻上げ
 (荷が浮くか浮かないかぎりぎりまで)
 玉掛けが確実に出来ているか確認
 (確認出来たら補助者及び合図者の避難場所の確保確認)
 荷を少しだけ10〜20cm位上げて一旦停止
 (地切りという動作、安定を見る)
 荷を2m程あげ移動先へ移動の合図を出し誘導
 荷を下ろす場所の安全確認
 置き場所へ荷を下げ台に乗せる前に微調整
 台の上に荷が付いたら一旦停止
 (着床という動作、安定確認)
 少しだけ吊りロープを緩め荷が安定しているか確認
 もう少し吊りロープを緩めフックから玉掛けロープを外す
 クレーンフックを安全な場所まで巻き上げ
 作業終了

実技試験は上記の作業の合図者の的確な合図と一連の動作を判断
玉掛け者は的確な位置に玉掛けが出来るか判断
がそれぞれの点数が付けられる
8人がそれぞれ入れ替わり順番に試験を受けた。

結果は 全員合格 となりました。

感想
上手く玉掛け作業をして、地切りした時に
荷が少しもぶれる事無くスッと上がると気持ちいい!

それにはクレーンフックが荷の重心の真上にあることと
ロープを掛けた位置が均等に荷重がかかる位置であることが重要
重心位置が少しでもズレていると荷をつり上げた瞬間ズレの分だけ荷が動いてしまう。

講師の方が言っていたけど
ぶれずにスッと上がる時が玉掛け作業の醍醐味だそうです。

またすばやくつり上げ、移動し、下ろす作業をするには
玉掛けの正確さ並びに合図者の的確な合図と
クレーン運転者の操作との連携が重要
 
今回も実技講習が始まるとクレーンの実技と同じく天候悪化
またまた雪の降る中での訓練になってしまった
でも実際の作業現場ではこのような天候は当たり前となるので
いい経験だったと思う。

これで今回の建設機械運転科コースの全課程が修了
取得できた免許、資格
 大型特殊免許
 小型移動しきクレーン運転資格
 玉掛け作業資格

非日常を経験することができ、楽しい時間を過ごすことができました。
皆さんお疲れ様でした。そして ありがとう (^O^)/
何事も楽しみながら行うことが大切ですね  (^_−)−☆

追加で車両系建設機械整地運搬掘削の資格も取得しま〜す。





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