2013年1月7日月曜日

再稼働容認だって!

「再稼働容認 首長54%」ってどういうこと?

―1/6日付読売新聞アンケート調査記事―
原発事故対策の重点区域に含まれる全国135市町村の首長を対象に読売新聞がアンケート調査したところ、原子力安全委員会が安全と判断した場合・・・
54% :「認める」5% 「条件付きで認める」49%
18% :「認めない」
28% : 回答保留


これってどうなのかな、私としては54%の首長と回答保留の首長にも、実際の福島の状況を、自分の目で見て、自分の肌で感じて、実情を把握した上で判断すべきではないかと思うのですが・・・
それを踏まえご自分の地元で暮らす人々のことを考えれば、普通の人であればこんなアンケートの結果にはならないと思うんだけど。

記事には、“苦悩の首長”の見出しで、「電力の安定供給の必要性や電気料金値上げによる経済への影響への懸念が示されていた。」とありますが、これもどうなんだろう。
原子力発電だけが本当に安定供給になるのかな
経済への影響だけで原子力発電が必要なのかな

経済最優先で造られてきた原発、しかも絶対安全で事故など起こさないと言われ、それを信じてきた結果が、3.11の事故によりそれが完全に崩壊してしまったにもかかわらず、また続けるという思考になること自体おかしい。

今回の事故は、人間がコントロール出来ないものを、あたかもコントロールできると思い込ませて造ってしまった結果ではないでしょうか。

また、原発では処理の方法さえ確立されていない放射性廃棄物が作られたくさん貯蔵されています。しかも再稼働をすれば、その処理できない放射性廃棄物をまた増やす結果となり、将来の子供達へ[負の遺産]として今以上に残すことになります。
福島第一原子力発電所の廃炉作業には40年とも50年ともかかると言われています。実際にはもっとかかるでしょう。オギャーと生まれた赤ちゃんがいい大人になっています。その時その大人になった赤ちゃんはどう思うでしょうか。

「経済の発展に必要」というのは「今が便利で快適であればいい」と言っているように聞こえます。また、「人よりもお金が優先」とも聞こえます。
経済はもともと人々が幸せになるためのもであって、けっしてお金が優先するものでは無いはずです。

原発はいりません。

福島に住む者として、新聞記事がどうしても気になってしまったのでポツリとつぶやきました。
原発に関しては、また別の機会にポツリとしたいと思います。



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